STAFF スタッフの紹介
地域に貢献できる自動車店に
中村隆美(社長)
カオスの創業者で、代表取締役です。「クルマの積荷は愛と夢」を理念として、2000年に有限会社カオスを設立しました。30年にわたって、自動車業界で働いてきた想いについてお話しします。
クルマは一台ずつ、すべて違うから
カオスの代表を務めています。経営者としての仕事のほか、主に販売と仕入れを担当しています。
最近では、中古車の仕入れはインターネットのオークションで行われるようになりました。年式や走行距離はもちろん、修理歴や、内外装の傷など非常に細かく情報が開示されていますので、ネットでも仕入れも十分に可能です。ただ私たちのこだわりとして、お客様にお渡しするクルマは、必ず現物を見てチェックすることを徹底しています。
中古車の相場は確立されていますので、価格や条件といった客観的な要素ではほとんど差が生まれません。ただ、クルマにはそれだけでわからないことも多くあります。
クルマは一台ずつ違います。代表的なのは匂いです。前のオーナー様の乗り方によって、たばこ臭などの様々な匂いがつきます。これはネットではわかりません。オークション会場まで足を運べば、内外装をチェックできるだけなく、実際にエンジンをかけることもできますので、本当の状態を確認することができます。
大切にされたクルマは見ればわかる
これまで数えきれないくらいのクルマを見てきた経験から、クルマを見れば、どう使われてきたのかを感じることができます。
良いオーナーさんに恵まれ、大切にされてきたクルマは、やはり素直で壊れにくいように感じます。逆に、雑に扱われてきたクルマは、どこか信頼感に欠ける気がします。
これは、長くクルマの仕入れをやってきた、直感のようなものです。クルマは命を預かるものですから、安心して乗っていただくために、必ず実物を見てから仕入れることを徹底しています。
プレイヤーから経営者に
当社は少人数でやっているので、私も営業スタッフの一人として走り回ってきました。
ただここ数年、スタッフが育ってきたこともあり、経営に注力したいと考えるようになりました。会社は一代で終わるわけではなく、後継者に引き継ぎながら永続させていかなければなりません。そのためには、私自身が経営者として成長することが大切だと考えています。
私は、経営力とは社員の幸福を作る力のことだと考えています。社員を幸せにできるのが良い経営者で、それができなければ力不足です。ただ、幸せというのも簡単ではありません。賃上げや確実な有給取得などへの取り組みは大切ですが、もっとも大事なのは、一人ひとりの価値観を尊重して、その人にとって良い働き方を実現することだと思います。
そして、できれば当社を自分の「ホーム」の様に感じて、安心して長く働けるような会社にしていきたいと思います。
みなが幸せ働ける会社にしたい
社員たちが育っていく最も良い方法は、会社が成長し、新しい仲間が入ってくることです。
いま若手として頑張っているスタッフも後輩ができれば、その人たちを育てていかなければなりません。会社が成長して指導する社員が増えれば、給料も上がっていくことになります。
そのためには新しい投資をし、会社の信頼を高め、より社会に貢献できる実力を身に着けていかなければなりません。社員が誇りと自信をもって働きながら、会社と共に成長していける環境を作っていきたいと思います。
≪私のプライベート≫
仕事外では、ライオンズクラブに加盟して、ボランティア活動や次世代育成に力を入れています。地域貢献を通じて生まれた多くの仲間との絆は何よりの宝物です。経営者仲間も多く、貴重な情報交換の場でもあります。